1月の前受校は栄東1択!?
夏休みが終わると1月の前受校をどこにするかが現実味を帯びてきます。サピックス生だと1月の前受校は埼玉の栄東を受ける人がほとんどだと思います。理由は御三家受験組を筆頭に7,000人が受験しにくるので、1月時点の自分の立ち位置のデータが取れるし、熾烈な中学受験の漫画「二月の勝者」でもでてくるので、さぴ猫ママも(私も)周りの中受のママ友も誰も他を受けるというイメージをほとんどもっていない様な気がしました。
難関校受験組はA日程合格で立ち位置確認、御三家組は東大特待合格を狙う感じね
説明会も親切でわかりやすかった、過去問も栄東で購入したよ
確かに、説明会でどんな問題を出す傾向にあるかなどいろいろ説明をうけましたが、東大・難関大クラス(A日程)は基本がしっかりできていれば得点できる問題が中心の構成。しかし、落とし穴があり、理科ならバネの問題がでたらその次の問題もバネが続いたり。つまり、1問目で間違ったらずっと間違ってしまうちょっとクセが強めの出題形式。前受で本番に向けて必ず合格をしなければならないというゲームでは、1月上旬段階の理科のウチの子の実力では少し不安、、
ということで、サピックスの先生との相談で娘の性格も踏まえたうで、かなり細かい戦略のアドバイスをもらい、合格発表が遅い栄東を回避して、前受校として小さな成功体験を積み重ねより自信をつける戦略で長野県の佐久長聖中と佐賀県の早稲田佐賀中を受けました。
佐久長聖中はどんな学校?
長野県の中高一貫の進学校で高校の長野県内の私立で偏差値1位でオリンピアンも輩出している文武両道の学校とのこと、90年台のモットーが「東大、京大、甲子園」!!よくわからないけどなんかすごいw
パリ五輪でナイキ所属のマラソンの大迫傑選手も佐久長聖出身よ
箱根駅伝の速い選手の出身校のイメージだね
大学合格実績は?
2022年度の大学合格実績は東大1名、京大1名、北海道大2名(内1名は医学部)、東工大1名、名古屋大1名、大阪大1名、防衛医科大学校4名全て現役、山形大、富山大はともに浪人で医学部合格でした。
中学生は学生の半数が寮で生活をしています。勉強のコースも中学2年から2つに分かれ、先取りコースとじっくりコース。先取りコースは中高一貫校ならではで、医学部現役合格が強いところをみると、日々の勉強をかなりしっかりやる学校なのでしょうね。また、高校からの入学は難易度が高いので文武両道を目指す人は中学で入学するのが入りやすいのでよさそうですね。
東京受験はどこの会場で受験できる?
2024年度の佐久長聖中受験の東京会場は、慶応義塾大学(三田キャンパス)、順天堂大学(お茶の水キャンパス)、そしてTKP市ヶ谷カンファレンスセンターを選択することができました。慶応の三田キャンパスで試験を受けることができるので多くの慶応受験組が前受校として佐久長聖中を受験していました。
入試科目と試験時間
入試科目は、国語算数理科社会の4教科型。国語と算数がそれぞれ50分の100点満点、次に理科と社会が合わせて60分でそれぞれ75点で4教科総計350点満点となります。
理科と社会が合わせて60分なので時間配分を間違えてしまうととんでもなく残りの回答時間が少なくなってしまうので佐久長聖中も過去問は必須といえます。ちなみにウチの子も理科で問題文を読み間違えてかなり苦戦したとのことでした。基本的な問題をミスしていたりと1/9時点のあいまいな部分がわかったので受けてよかったです。
合格最低点は?
合格最低点は350点満点中、140点前後の4割得点で合格することができます。基本問題をしっかりとければ合格は難しくないといえます。なお、長野県の中学受験をする人のほとんどが佐久長聖中を受験するそうです。
試験日と合格発表は?
東京会場は1月8日(祝・月)、1月9日(火)でさぴ猫家は1月9日受験をし、1月13日には合格発表でした。翌日くらいには合格証書と特待生合格の書面が自宅に届きました。
佐久長聖中の特待生制度
今回、佐久長聖中のA特待合格ができました。子どもが飛び跳ねて喜んでました。佐久長聖中を東京会場で受験する人のなかで多くのサピックス生いるのですが、佐久長聖中を受ける多くのサピックス生は特待生合格を狙いにいこうと考えているので、ベストはそこで特待生合格をして勢いをつけて2月の本番に挑む!というイメージだったので、今回、佐久長聖中を前受校を選んで、1月の追い込み期にピリピリしがちな家のなかでしたが、精神衛生上、非常に良い雰囲気になりました。
やっぱり、理科と社会の時間配分で苦戦をしたので理科の得点が低い、というのもあるのですが実際は1月9日の試験日には理科が完成しておらず、あいまいなカテゴリーは5年のテキストにもどって徹底的に理科の基礎を固めなおし、1月31日の本番前日に理科が完成しました。
栄東で理科の苦手な問題が続けてでたら不合格かも?と結果がでるまで考えてるのは精神的に参ってしまいますよね
ちなみに、佐久長聖中の第1回の東京と大阪会場の入試での成績優秀者に対して、特待生制度には3種類の特待生制度があり、上からA特待(上位10%)、B特待(上位20%)、C特待(上位30%)と分けられています。
特待生制度の種類
A特待 | 入学金・施設費・入寮金と授業料および寮費を支給 |
B特待 | 入学金・施設費・入寮金を支給 |
C特待 | 入学金の半額を支給 |
授業料に寮費まで免除は親はありがたいですね
まとめ~小さな成功体験戦略は大成功の巻~
サピックスの先生に前受校の相談をしたときに提案してくれた佐久長聖中、もし東京の中学校の結果が振るわなくてもスポーツが大好きな娘に安心して2月の本番に挑めるお守りの様なありがたい前受校でした。
正直なところ、娘にとってはもう一つの前受校の早稲田佐賀中に合格するよりも、佐久長聖中のA特待合格ができたことが娘の自己肯定感をとても満たしてくれてこの小さな成功体験戦略は大成功!2月の本番に挑むことができました。今、前受校は栄東!と決め打ちしているご家庭も、栄東と同じくらい良い学校もあるかと思いますので、早めにサピックスなどの塾の先生に相談して、選択肢を増やしておくのもいいのかなと思います。
当時を振り返ると、夫婦でどんな学校から知らないのに前受は栄東!と栄東以外の学校の検討すらもしなかった思考停止状態の親でした。良くも悪くも狭いグループのなかの情報だけだと思い込みの部分もでてくるので、次やるならいろいろな人の情報を聞いてアンテナを立てておいた方がよいなとおもいました。
ちなみに同じ数字クラスの賢い男子勢の話きいたら前受校が灘中で開成、筑駒皆合格って、、
前受の押さえが灘中??ハハハ、、、(トオイメw
いわゆる栄東東大特待のデータに載らないSSSクラスの戦闘民族勢が存在するというやつね
α1とか雲の上の賢い子たちは東大特待をガンガン受ければいいと思います!一方、たいていの子は1月にまだ理科や社会が完成してない!なんて子多いのではと思います。お子さんの直前期の不安定科目の習熟度や、こつこついきたい派の女子などは1月の前受は小さな成功体験を積み重ねる戦略もアリだと思いました。
この時期、親は子どものメンタルチェックも確認しながら着実に1歩づつ前にすすめていきたいものですよね。医者だけど中学受験がトラウマになってるおじさん仲間けっこうおります。
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