立体切断問題が得意な子がやっていること

目次

苦手な人が多く差がつきやすい立体切断問題

算数の立体切断の問題が苦手な人が多いですよね。最初につまづくと受験の最後まで苦手なままでいってしまう手強い単元なので、これから6年生になる子は春休み前に少し準備ができると自信に繋がりやすいのかなと思います。

中学受験はとにかく算数です。夏以降に算数がついていけないと6大学附属中のなかでも算数の難易度の高い問題が出題される早稲田学院中、早稲田実業中および明治大明治中などでは、算数で差をつけられてしまうので勝負することがかなり厳しくなってきます。

特に6大学附属の難関中の慶応中、早稲田実業中、明大明治中(2日目)などは女子の募集人数が40~50人と少ないです。なので早稲田実業中の女子で例えると、早稲アカ、サピックス、グノーブル、四谷大塚などの有名塾の全国の各校舎成績TOPの猛者達が40席をかけて全力で殴り合う図式が中学受験で過熱している6大学附属中の女子の合格の難しさといえます。

さぴ猫

東京のサピックスの校舎だけでも24校、一方早稲アカは130校⁉(汗

さぴ猫ママ

早実クラスTOPの女の子達が早実落ちるの理由がわかりますよね

さぴ猫

合格点取れるのは当たり前の学力の層+試験当日に体調、ピークそして運を沢山持てた子が上から40人まで座れるリアル椅子取りゲーム

なので、立体切断はどの中学でも出題される単元。サピックスだと5年の最後に簡単なレベルの立体切断に触れる程度をやってるのかなと思います。立体切断の問題は得意にして武器にしたいですよね。

さぴ猫家の子は割と立体図形の問題が得意(一方、平面図形はちょい微妙w)で小さい時からゲームなど遊でいたら得意になっていたので、小さい時にやっていてすごくよかったなと思うものをシェアします。

立体図形でやってみてよかったモノ

切断面をイメージしやすくするツール

スポンジキューブで得意になる

手軽に立体切断の切断面のイメトレ、確認をしたい場合などはお掃除ツールの立方体キューブやダイソーで5cm角のキューブ型の発泡スチロールが売ってます。

スポンジ キューブ 縦3cm×横3cm×高さ3cm 30個入
一番お得そうなのはこれかな。90個や120個の激落ちくんは大掃除でもそこまで使わないですよね

発砲スチロールの5cm角の立方体も売ってたりしますが斜めに切るのが危なくて大変

これで何がわかるかというと切断面がわかるので、実際に切断面を自分の手で確認したいという人はぜひやってみてくださいね。お金をあまり使わなくても見えない立方体の切り口をイメージできるきっかけになると思います。

立体の絵を描いて得意になる

上記のスポンジキューブ活用に+αでより効果があるなと思った使い方は絵を描くことです。詳細は以下、

  • 切断した立方体を見ながら自分の手で絵にしてみる
  • そこから2つに切断したものをそれぞれ分離させて描いてみる
  • 片方をひっくり返して描いてみたり移動させて描いてみたり遊んでみる

    ⇒それで実際に切断した立方体頭のなかのイメージのズレを認識すると手を使わなくても頭の中で立方体をぐるぐる回せるようになってくるので絵が好きな子はぜひやってみてください

1回、切ったスポンジキューブを見ながら絵を描いたら、今度はママパパがこの点を通る面を切ったらどんな切り口になるか描いてみよう!とクイズにすると絵が好きな子とかはどんどん立方体描きます。

それでたくさん「あれ?おもてたんとちがうー」って間違えたら儲けものです。どんどんやることで頭のなかで正しい形とのズレを修正しだすのでママ、パパと楽しみながらやるのも楽しいのでオススメです。

α1ママ友から教わった専門の教材で得意になる

スポンジキューブも絵を描くのもわかっているんだけれど、なかなか1からやるまでの時間がないという方はこちらエルカミノの村上先生の立体の教材をα1のママ友から教えてもらいました。

切断面がわかる13図面シートがあります
問題が44問掲載されています

[受験脳]立方体の切断の攻略/村上 綾一(著)

こちらはエルカミノの村上先生のベストセラーですね。エルカミノは算数好きの子達が通う塾で、学校の同じ算数のクラスでα1でエルカミノにもいってるお友達たちが算数オリンピックで好成績を収めていました。こういう算数に特化した面白い塾の専用の教材で理解を深めるのも楽しいですよね。

スマホゲーム:立体4目並べのCUBICONN4(キュービコン)

このゲームは1974年アメリカで生まれた定番ゲーム、「コネクト・フォー」を立体化した2人対戦型の「立体四目並べ」のスマホゲームです。

ルールは簡単で、画面上に計 16 本のポールが立っていて、そこに2人のプレイヤーが色の違う 2 種類の球をポールに交互に入れていき、「縦・横・斜め」のいずれかに自分の色の球を4つ並べたら勝ちというゲームです。


遊び方としては、各ポールにタッチすることで球を置くことができます。垂直方向に 4 つまで球を置くことができ、 ゲームが進むにつれて既に置いた球の上にどんどん積んでいくことになるのですが、面白いのは平面だけでなく、立体でもどこでも4つ球が並んだらそこでゲーム終了となるので、様々な角度から何手も先の手を想定して打たなければなりません。

お出かけしたときの待ち時間に手軽に立体図形の奥行きをイメージするのに役立ったなと思いました。

さぴ猫ママ

やり始めたのは小学校2~3年のときかな

さぴ猫

子どもと対戦するとどんどん強くなってるのがわかるので面白いです

さぴ猫ママ

なれてくると頭の中で様々な角度から立体図形をイメージできるようになる感じです

立体図形の問題が苦手だなぁと思っている人は勉強の息抜きにやってみるのもいいかなと思います。

Cuboro(キュボロ)

いわずと知れた知育玩具の王様キュボロは幼稚園のときに購入しました。当時、将棋の藤井聡太永世棋聖がキュボロで遊んでたというので有名になりましたよね。そういうことからも結構キュボロ買ったなんて親御さん多く、転売ヤ―が殺到して品薄になってましたよね。

Cuboro(キュボロ)とは

創造力を高めるおもちゃの「玉の塔」
立方体の積み木(5cm角)を、ビー玉(17mm)をどのように動かすか考えながら組み立て、遊びながらお子様の思考力・構成力・創造力・集中力を養うことができます(引用:Cuboroストア)

なかでもキュボロの積み木の特徴は積み木ブロックに空いている穴があるのですが、それが真ん中だけではなく中心より上に開いてていたり、下に開いていたり穴の位置が異なることでビー玉を通したときの角度が異なるため落下速度が違ってきます。

↑のピンク色で囲ったブロックをみるとそれぞれ穴の位置が異なるんですよね、これがポイント

つまり、なんで同じ様につくったとしてもビー玉がゴールに届くのが速かったり遅かったりします。そこから「なんで??」につながります。これ理科の物体の運動(放物運動)の単元そのままですよね。

お城(玉の塔)をつくって上からビー玉をとおそうとしても、それぞれのブロックの穴の位置が異なるので、それも考慮しながら頭の中でちゃんとビー玉が進むようにこの立体がどうなっているか頭のなかでイメージします。類似品とはこの重要な部分が違う点です。

さぴ猫

なので類似品だと目的の「立体図形の見えない奥行をイメージできるスキル」は獲得することができないですよね

もし途中でビー玉が止まってしまったら何が問題なのか仮説を立てて原因を自分で探して改善するので、完全に実務ですよね。

ちなみにタワマンの同じ幼稚園のお友達たちとゲストルームで遊んだときにキュボロを持参して大好評。実際にその後に何人かのご家庭はキュボロを買ったとのことでした。

さぴ猫家はモンテッソーリ教育の幼稚園にいたのですが、この6歳までの段階で手を使って考えることは脳の発達にとても役立った気がします。

今、振り返るとそのお友達も中学は早学院中、立教女中、開成中などの御三家および難関附属中に合格してました。

さぴ猫

購入を考えている人はブロックは多めの大容量「スタンダード50」の一択。子どもの想像力は取説の組み立て例に載っていない様なパワーアップver.をすぐに作り始めるのでブロックが足りなくなりますよ

さぴ猫ママ

結局、ピタゴラスイッチみたいに日常品も駆使して機能拡張し、大人が想像できないようなもの作るのまぁすごいですよね

さぴ猫

Cuboroは孫が産まれたら買う人生で2度やつですね。空間の認知だったり処理能力があがる知育玩具なので有能

[ キュボロ ] スタンダード50 Cuboro Standard 50 50キューブ 大容量セット

LEGOのArchitectureシリーズ

デンマークの知育玩具としておなじみLEGOですが、大人向けに「Architectureシリーズ」としてLEGO版の世界の名建築をリリースしています。娘は建築に興味があり、立体の図形も好きだったのでArchitectureシリーズの建築家のフランク・ロイド・ライト落水荘作ってみたいとのことで購入しました。

[LEGO] レゴ Architecture 第6弾 落水荘 カウフマン邸 Fallingwater フランク・ロイド・ライト

LEGOのArchitectureシリーズは細部まで本当によくできていてインテリアとして部屋に飾ることができるクオリティ、箱もカッコいいんですよね。ただ、対象年齢が16歳以上なので組立書は複雑。大人でも試行錯誤して組み立てていくのでかなり時間がかかります。

娘は幼稚園の年長さんでしたが、このLEGOの落水荘の組み立てが楽しすぎて夢中になって完成させてました。

LEGOが大好きで空間認知能力を高めたいなと思っている親御さんはお子さんにトライさせてみるのもいいと思います。大人向けですが対象年齢16歳以上のLEGOを自分一人で完成させることができたという自信で自己肯定感が爆上がりしていました。

当時は中学受験をやるとは全く考えていなかったのですが立体切断の問題が得意になってました。

そんなライトのすてき建築を子どもから大人まで世界的に大人気なマインクラフトというゲームで再現して作っている方いましたよー、素敵!

(画像引用:SunHasudaさん)
再現性すごいっ、かっこよすぎです、しかも建物の中も入れてます

ここから先は立体切断問題を楽勝レベルにしたい方へ

ここから先は、実際に遊びでこんなことやってたらいつのまにか中学受験レベルの立体図形問題は割と楽勝になってたよという娘の実体験で再現性も比較的高いのかなと思います。

さぴ猫家の娘は1年生くらいからマイクラやりはじめました。そう考えると長く続けているゲームだなぁと。

さぴ猫

丁仕事でマイクラを使ってチームビルディングをやってみよう的な遊びをやっていたので試しに家族でもやってみました

さぴ猫ママ

全体的に立体図形は得意になったのであとは6年のときに得点が低いパターンの問題をやり込みで足りました

立体図形問題が得意になるマイクラってどんなのゲーム?

マイクラことマインクラフト(MINECRAFT)は子どもから大人まで世界で大人気の3Dブロックで構成された仮想空間の中でものづくりや冒険が楽しめるゲームです。マイクラは様々な建物を自分で作ることができるので、立体図形の感覚を養うのにうってつけのゲームといえます。

マイクラは、プレイヤーが自由にブロックを配置し、様々な構造物や世界を自分の自由に創り出すことができるゲーム。とにかくなんでもできる。しかし、逆をいえば自由な分、これをやらなければいけないなどのレールがないため自らゼロイチで何かを作り出す力空間認知力を養う事ができます。

さぴ猫

クラスでマイクラが得意な男子はYoutubeを親御さんに手伝ってもらってマイクラの配信をしてたりなどチラホラいるみたいです、しかもレベルが高いみたいです

さぴ猫家のマイクラ

さぴ猫家ではiPad版のマイクラ(iPhoneでも参加できる)バージョンで娘、さぴ猫ママ、さぴ猫の家族3人で事前に紙ベースで設計した建物をマイクラ上で建築してみよう!というルールの遊びをやっています。

さぴ猫ママ

ママは立体図形が苦手、だけど事あるごとに娘とマイクラをやり続けていたら割と得意になっていました

さぴ猫

どうせやるなら娘に他者とのチームビルディングの大変さも経験させてしまおう作戦です

ここでこのプロジェクトのリーダーとして娘が現場監督になり、チームメンバー(職人)のさぴ猫ママさぴ猫に指示をだして設計した建築を完成させるというものです。ここであえて子どもが親に教える立場にさせています。

人に教えることはとても知識が必要になるので子どもが親やお兄ちゃんに教えるという行為は、子どもの成長においてとても良い経験になります。

さぴ猫

ママは真面目な職人さん役。一方、さぴ猫は仕事はできるがあまり聞かない職人さん役。いつもはやってもらう側の娘が目標を達成させるために現場監督としてどのようにリーダーシップを発揮していくかが面白いです

さぴ猫ママ

3人とも広大な世界でバラバラの場所からログインるので、まず最初に現地集合をするのですがX,Y,Z座標で指示出しをするところから始まります

さぴ猫

人事の観点において会社の部下などがどのようにリーダーシップを発揮するのかなどはホームパーティやBBQで非常にわかりますよね。マイクラでのチームビルディングも同様といえます

マイクラのPC版の機能でものすごい速さで建物を作ることができます。一方、iPad版ではその様な機能はありませんが、中1の娘はとんでもない速さですごい建物を建てることができるまでになりました。

(画像引用:鶴太郎@マイクラ建築さん)

今は中1で勉強が大変なのでできませんがPCつかって↑の鶴太郎@マイクラ建築さんのような作品も作ってみたいとのことでした。というか鶴太郎@マイクラ建築さんすごすぎです!

さぴ猫

ここまで芸術的なレベルまでいかずとも3Dプリンターと少し英会話の知識あればいろいろな世界でニーズがありますよね

さぴ猫ママ

中1の今でも一緒に遊んでます、理科の鉱石も覚えたり有能なゲーム

まとめ

立体切断ができる子どもの特徴は、日常においてその立体のイメージしていたり、家族と日常の会話ややり取り(ゲームも含め)で話したりしているということがわかります。普段イメージしていないのに急に受験だからといってイメージしろといわれても流石に無理があるなと感じました

ちょっとした立体切断の切り口のイメージなどは、ウチは娘と一緒に立体図形をかいて、切った場合どういう切り口になってるかなど、お互い絵で描いてみたりしていました

絵で描くのはとても手軽ですし何より無料なのでとても有効です、ただ、絵があんまりなぁ、、という親御さんは立体4目並べなどのゲームや立方体(正六面体)の形をしたものを実際に切ってみたり、あるいは専用の教材を活用してみたり、どちらもお子さんを一緒にコミュニケーションを取りながら学習を進めるとよいと思います。


更に立体図形得意になりたいなんてお子さんだったら息抜きにマイクラはオススメです。

まだ新4,5年生であれば時間も十分にあるので早めに立体図形に触れる機会をつくっておくとと6年生のときにそこまで苦労しないのでオススメです

さぴ猫ママ

学習方法は様々、お子さんに合うものでやるのがベストですよね

さぴ猫

ゲームだろうが問題集だろうが結果的に得意科目にしてしまえば勝ちです^^

改めて、家族でマイクラ編の細かいやり方とかも紹介できたらいいなと思っています。マイクラ好きな子だったら一瞬で頭のなかで立体図を描いてそれを形にするので、立体切断は得意だと思います。それとは別にあわせて子どもにチームリーダーにやってもらう意味などの記事をタイミングで作成したいとおもいます。

【α1のママ友がやっているA3プリンターの使い方】の記事はこちら

あわせて読みたい
 α1のママ友がやっているA3プリンターの使い方 A3プリンターは中学受験最強の時短ツール 中学受験の「三種の神器」は、過去問、スケジュール管理そしてA3サイズ対応のプリンターといわれています。さぴっくす猫は仕事...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次