サピックスに入り5~6年になると本格的に中学受験の勉強をはじめ、段々サピックスで使ってる教材を日々復習するのに手一杯になってきます。なので、それまでに使って偏差値があがった中学受験国語問題集を紹介致します。
偏差値があがった中学受験国語問題集
今日は中学受験国語問題集で実際にやってみて成績があがったもの、オススメだなとおもうものを紹介したいと思います。
ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック]

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック]
ふくしま先生のベストセラー本です。これふくしま先生の本の中で一番最初に取り組む位置づけの本。さぴ猫ママが探して購入。この画像の上部に2019年7月10日に購入と記載されています。ふくしま先生の本を探していたら購入日も残っているのってアマゾンってすごいですね。
たぶん、当時はさぴ猫娘が小2だったときです。まだふくしま先生の本がここまでベストセラーになる前のことです。
『これ中学受験の事を考えて小2の時点で購入したのですか?』
と思う方もいらっしゃるかとおもうのですが中学受験なんてとんでもなくて。実は娘は小さいとき考えていることを他人に伝えるのが下手でした。幼稚園のときは言いたいことがたくさんあって、ワードとワードで伝えようとする。親も子どもが幼稚園児なのでわかろうと努力する、でもあまり会話として成立はしてないけれど『よくいえたねー』など褒めていました。
しかし、小学校にあがっても会話をするときに娘のいっていることがよくわからないときがちょくちょくありました。何かを説明させようとすると主語を端折ったり、途中で話が自分の話しをしてていたのがいつのまにか誰かの話に変わっていたり、うまく言いたいことを伝えられない。
理由はなんだろう?もしかして、頭の中でいいたいことが交通整理できてないのかな?
そんななかでどうにか会話をスムースに相手に言いたいことが伝えられるようになるにはどうしたらいいだろう?と思い、さぴ猫ママがネットでありとあらゆる国語の本を調べ、書店で実際に手をとってみて選んだのがこの『ふくしま式本当の国語力がみにつく問題集』でした。今や大ベストセラー中学受験国語問題集になりすごいですよね。
この本を親子で楽しみながらやって娘も次第に思っていた言葉が少しづつですが、口から紡がれていく様が気にいってどんどんシリーズ本を親子で読み進めていくようになりました。これがきっかけで国語の文章を要約する塾に通いはじめゆっくりですが国語力があがっていきました。

今思うと親の話し方があまりよくなかったのかもしれないという子どもではなく親の国語力の問題もあったのかなと感じてます



小5の後半から改善として家族で話す言葉を大切にしました
ちなみにこの本は小学生低学年用ではないとのこと。小6でも中学生だろうが国語の点数がなかなかあがらないなぁと思っているお子さんは、こういうルール自体知らないまま塾に通っているケース割とあるのでしっかり実力がつきますよ。



小学生用と記載していないと本屋で平積みなどの分類ができないという出版界隈の諸事情ということです、業界あるある(笑
ふくしま式シリーズの中学受験国語問題集はコレだけは押さえる!
それでふくしま先生のシリーズ本は国語力をあげるのにめちゃくちゃ良本が多いですが、正直どれを読んでいいのか全くわからない(笑)という仕様なので、ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題のベーシックの他に、さぴ猫が中学受験国語問題集でこれ抑えていたらすごく国語の偏差値上がるよねというのをピックアップしてみました。
ふくしま式 小学生が最初に身につけたい語彙200




こちらは時間、空間、五感、自他、心理、目的、プラスマイナスといった7つの観点で頻出する語彙がまとめられています。これ娘が毎日取り組んでいたサピックスの語彙力教材の言葉ナビより詳しいので小学校低学年のお子さんであっても取り組めます。



パパ・ママと一緒にやればどんどん語彙がふえますし、親も語彙がふえるというw
ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集




反対語に特化した中学受験国語問題集でこれ難関校の試験頻出です
このふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集は、前述の語彙200が基本問題だとしたらこちらは中学受験の難関校の国語で頻出する語彙を図などで詳しく説明している『反対語』に特化した中学受験国語問題集です。
さぴ猫が娘と説明文の攻略として読解問題に出てくる用語でサピックスのコトノハに解説があるものをノートにまとめていたのですが、まさにそれが中学受験国語問題集として1冊の本としてまとまっているテキストです。この本は難関上位校の国語を得意にしたいのであれば必携の語彙テキストかなと思っています。



これページの解説が秀逸。マンスリーテストやサピックスオープンなどで出てくる単語の解説が事例も載せてあるので頻出語彙辞典として都度活用できます



自分で調べるだけでもとても時間がとられてしまうので良書ですね
テストにでた読解問題の語彙をノートに都度まとめて試験直前に確認していた『中学受験で短期集中で国語を武器にする戦略』のブログ記事はこちらから


ふくしま式「本当の要約力」が身につく問題集


この本は要約に特化した中学受験国語問題集です。以下の内容で構成されています。
- Part1は短い1文を要約する
- Part2は短い文章を要約する
- Part3は長い文章を要約する
- 要約力の上達
長い文章の要約は慣れてくると文章の構成の図示さえ把握できれば割と難易度は高くなくて、それよりも短い文章を要約する方が何を捨ててもいいのか自分の語彙力を駆使しながら要約しなければならないので、相応のスキルと経験が必要になってきます。
この要約の問題集では90文字を40文字といった短い文章の要約などがたくさん含まれているので是非やってみてください。大学受験の高校生だってこの問題集で国語の成績のびますよ
漢字の要 ステップ1マスターブック




サピックスで使用している漢字のテキストでサピックスのαおよびアルファベット上位クラスの生徒は家庭学習で毎日漢字のトレーニングをしています。
とにかく毎日、漢字脳になるまで徹底的にやってました。当初は夏休み前の7月中に漢字脳にするくらいやり込みたかったのですが、結局10月くらいまでかかってしまいました。この漢字の要ステップ1マスターブックはステップ1からステップ3までシリーズ展開していますが『漢字の要ステップ1マスターブック』が1冊あればどの難関中学でも対応できます!
中学入試 国語 塾技100


中学入試 国語 塾技100/中学受験のプロが教える国語の塾技




図が見やすいので事前にパパママが把握してお子さんと一緒に解法を確認するのが良いです



塾の国語の先生ってちゃんと指導の方法論が確立している先生とそうでない先生の差が大きいのでこういうの知らないまま小6になってるお子さん多いです



私だって教えてもらってないよー



自分が本を書いたりしているので本の著者だとおもって文章をとらえてみようと教えてました。対立する主張をだすと自分意見がより主張できるんだよなど、そういう目線でみると国語って面白いように解けるようになります。そんなテクニック的なことが書いてます
この塾技シリーズは中学受験の難関中学校の国語を解くために必要なポイントがカラーの図でわかりやすくまとまっているのが子どもとの家庭学習でとてもいいと思います。書店にもよく平積みされているので実際に手に取って確認してみてくださいね。



このシリーズは算数ももってる



さ、さすがすぎる
この中学受験国語問題集で偏差値30台の娘がどう変わったか
会話もままならないレベルでサピックスも事実上最下位クラスのCクラス偏差値30台の娘でしたが、これらの中学受験国語問題集を使うことでどこまで国語力をあげることができたのか?
小6の直前期、娘にとって国語はどんなに難しい出題であっても記述問題があれば部分点で最悪でも5割は確保できる絶対の自信を持つまでの得意武器になり、サピックス偏差値も安定して60台をとれるようになってました(サピックスオープンを除く)。
加えて、毎日取り組んでいた語彙と漢字のど根性単元の力で国語の合格平均点の+15~20点が取れるまでの国語力がつきました。



国語は読解の技術と漢字などの日々の努力で安定して合格点+αがとれる科目なので早めに取り組みたいですね
『国語の語彙力が上がったおすすめの中学受験国語辞典』のブログ記事はこちら


何て言いながら小6の11月にすごい国語の偏差値が悪かったんです。家庭学習のよいところは普段の子どもの実力がわかるのでこの問題は今の実力では取れないなとか、これは平均点低いなというのがわかるのでテストの偏差値がいくら低くても動じません!と言いたいところなのですが、さすが小6の11月に国語で偏差値40.2はさぴ猫ママ失神してますw
『小6の11月に得点源の国語で前代未聞の偏差値40.2を叩き出した』ときの記事です


このとき、客観的にさぴ猫ママは娘を分析していて、もしものために早稲アカのNNをやめてサピックスのSSに戻るパターンBの段取りを1人で下調べし始めていました。
まとめ
国語の問題って何年生じゃないとダメというものではなく小1であってもどんどん取り組むことができます。
本を読む習慣がついていない子どもなどは最初は漫画で覚える系のものから一番最初に紹介した『本当の国語力が身につく問題集ベーシック』を親子で一緒に取り組むことで徐々に国語力があがってきます。



とにかく国語力がないと算数や理科などの問題文自体を正しく読み取れず失点という子どもが本当に多いです



国語担当としてはとにかく子ども1人にまる付けをさせると国語の成績はのびません。小6であったとしても国語の偏差値をあげたいのであれば必ず親が見てあげてください!



それが中学受験の国語を伴走したときの反省点です、猛省
『中学受験で国語を武器にする戦略』のブログ記事はこちら


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