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日本の畑作①(小学4年)

目次

~いろいろな野菜つくり~

促成栽培とは?

夏が旬の野菜を他の地域よりも早く作り出荷時期を早めることをいいます。

その方法は?

ビニルハウスや温室の活用

ビニルハウスは天候の変動に関係なく天候の影響を受けやすい栽培の難しい作物を育てることが可能です。従いまして、冬でも暖かいビニルハウスで育てることで夏に収穫できる野菜を冬に出荷ができるようになりました。

促成栽培の代表的な野菜はきゅうり、ナス、ピーマンになります。

なお、促成栽培は暖かい黒潮(日本海流)の影響を受ける高知平野宮崎平野が代表的な場所になります。

なぜ促成栽培をするのか?

ビニルハウスでの栽培は、「温度」、「水分量」、「日射量」をある程度コントロールすることが可能なため、天候の影響を受けにくく、栽培季節をずらすことで高い値段で売ることができます。また、外気から作物をある程度遮断することができるため、害虫被害や害虫による病気のリスクも減らすことができるため、農薬の量を減らすことができます。

<促成栽培の背景>
その季節に初めて取れた穀物、野菜、果実および魚介類を初物と呼び、「初物を食べる」と長生きできるとされ、大変縁起が良いことから江戸時代に広まりました。その当時は現在のように農業の技術がそこまで進歩していなかったため、当然これらの農作物は旬の時期にしか食べられないものだったため、特に好まれるようになりました。今でのその名残として「初そば」、「新茶」などが残っています

抑制栽培とは?

抑制栽培は促成栽培とは逆で出荷時期を遅らせることをいいます。

抑制栽培は高冷地の涼しい場所で野菜を作り出荷時期を遅らせ高い値段で売ることができます。

<高冷地農業>

黒潮の暖かい海流の気候を活かした促成栽培とは逆で、でも涼しい高原の気候を活かしが旬の野菜を作り他の地域よりも遅く出荷する農業のことになります。

具体的な有名な場所は↓

浅間山・・・嬬恋村(群馬県)

こちらはスキー場でも有名ですが夏場に嬬恋高原キャベツマラソンというハーフマラソンの大会があり、こちら完走すると大きなキャベツを1玉もらうことができます。大会の名前はかわいいのですがゴール前2kmからの坂がとんでもない激坂で大会名物となっています。

八ヶ岳・・・野辺山原(長野県)

野辺山原は長野県の八ヶ岳東麓の標高約1400mに位置する高原で電車好きの方には日本にあるJRの駅のなかで最高地点駅である小海線野辺山駅(1345m)と日本で電車が走る最高通過地点(1375m)があることで有名です。

近郊農業>

大都市の近くで大都市に向けて作物を作り出荷する事でその理由は消費者が住む大都市の近くで農産物を作ることにより、鮮度の高い作物を届ることができ、輸送費も抑えることが可能です。特徴としては鮮度が落ちやすい野菜や草花などが近郊農業で作られるものとなります。

武蔵野台地は荒川と多摩川とにはさまれた関東平野の台地のことをいいます。

下総台地・・・下総台地は千葉県北部に一帯に広がる台地です。

関東ローム層の台地

関東地方に分布する火山灰起源の地層群の総称であり、第四紀更新世の火山活動に由来します。

<有名な果物の産地>
みかん・・・宇和海沿岸、紀ノ川、有田川
りんご・・・津軽平野(青森)、 長野盆地 (長野)
(メモ)津軽平野の近くの川と山 岩木川、岩木山。りんごの栽培は涼しい場所

日本なし・・・千葉、茨城
かき・・・・紀ノ川
ぶどう・・・甲府盆地、長野盆地
(メモ)盆地は降水量が少なく昼と夜の寒暖差があるので果物作りが盛んな地域です。

もも・・・甲府盆地、福島盆地
西洋なし・・・山形盆地(山形)、ラフランス
桜桃・・・山形盆地
桜桃・・・山形盆地
メロン(北海道)、スイカ、いちごは果物ではなく野菜となります。一方、栗は果物になります。
いちごは静岡の久能山の石垣を利用した石垣いちごが有名です。

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