日本の農業・米作②(小学4年 社会)

目次

日本の農業の特色と問題点

時短学習のポイント

・日本は3/4山地なので耕地が狭い
⇒そのため、狭い耕地で農業をするためには様々な工夫が必要

・米が収穫できるまでの6か月間を時系列でイメージすると忘れにくくなります。

・農家が抱える課題の把握
高齢化後継者不足

米を収穫するまでのいろいろな仕事

~時系列でイメージして覚える~

米の収穫
米の収穫のスケジュール

収穫までのスケジュール

【農家のいろいろな仕事】
◆1.米作りの準備
・種もみ選び・苗作り
 秋に選別しておいた種もみからよいものを選び田畑などで育てる前にビニルハウスや苗床などである程度育てた後に田んぼに移植して稲作りをします。
※よい苗を作ることは稲作の半分が成功したといわれるくらい米作りで重要な工程になります。

◆2.種まき期間
田おこし
 田植え前の田んぼにトラクターで土を掘り起こし柔らかくする作業のこと。このときに肥料も混ぜて土に栄養分を均等に行き届かせます。
・しろかき
 今度は田植え前の田んぼに水をいれてトラクターで田んぼの表面を平らにします。

◆3.田植え期間
・田植え
 田植え機で苗を植えます。
・水の管理

◆4.成長期間
・草刈
 雑草に余計な養分を取られない様に雑草を刈ることで稲の発育や病気から守ります。
・肥料
 化学肥料は稲の成長をよくするが使い過ぎると土の養分が衰えてしまうデメリットがあります
・消毒・農薬
 農薬は効率よく害虫を駆除できますが使い過ぎると環境や人の健康に害がでるデメリットがあります。
・中ぼし
 夏の暑い時期に田んぼの水を抜いて田を乾燥させて稲の過剰な分げつ(何本にも分かれて成長すること)を抑制し、強い稲をつくることが目的です。
◆5.収穫期間
・ 稲刈り(コンバインで育った稲を刈り取り脱穀する)
・かんそう
・もみすり

※ 昔は牛、馬、人⇒今はトラクター、田植え機、コンバインなどの大型農業機械を使います。

米作の様々な工夫

耕地が狭い日本では様々な工夫を施して米作をします

品種改良
ぬるめ⇒冷たい雪解け水をすぐに稲に触れさせないため、手前の水路でぬるくさせてから水田に入れる
・水不足⇒ため池・用水路
・水はけが悪い⇒暗渠排水
・土の質が悪い⇒客土・流水客土
・洪水⇒分水路・輪中
・保湿苗代⇒育苗ハウス(ビニルハウス)など春になっても残る冷気から稲を守る

日本の米作の問題点

米の流通経路
米の流れ

        

◇減反政策から集積化へ

①転作
⇒今まで同じ農地で作ってきた作物とは違うものを作ること。
米の転作の代表的作物は大豆や小麦

②休耕
⇒水田に稲を植えないこと。お米の価格を安定させるために水田を休ませます。

③青刈り
⇒稲が成長し熟す前に稲を刈り取りること。肥料や飼料として活用。

有機農法・・・たい肥(動物の糞を発酵させてサラサラにさせたもの)を使う農法

アイガモ農法
⇒水田にアイガモの子供を放し飼いして害虫の駆除や除草をさせる日本古来からある無農薬栽培。

無洗米
無洗米は精米時に米の表面にある肌ヌカを事前に取りのぞいたお米で研がずに炊くことができます。

耕地が減り続けている

・農業をやめるてします人の増加
・田畑が住宅地に変わっていったこと
・減反政策がすすめられ水田の面積が減ったこと

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