第3回合格力判定サピックスオープン、国語の偏差値40.2。11月なのに基礎の理解が全くできていなかった問題/家庭学習スケジュール(11/13ー11/19)

昨年は11月12日に第3回合格力判定サピックスオープンがありました。10月マンスリーでインフルエンザをもらってしまい、1週間以上学校と塾を休んでしまったため、予習・復習タスクがどんどんたまっていく状況。なので、10月後半は毎朝の算数の基礎トレや漢字などをストップさせてサピックスの平常授業と早稲アカNNの確認テストの予習復習を最優先にし、どうにか復習進度が追いついてきたタイミングでの第3回合格力判定サピックスオープン。理科、算数、社会は悪くはなかったのですが得点源の国語の偏差値が40.2!!という前代未聞のスコア

目次

第3回合格力判定サピオープンは復調の兆しがみえたが(国語は除く)

昨年10月22日の第2回合格力判定サピックスオープンはインフルエンザで受けることができませんでしたが、11月12日の第3回合格力判定サピオープンは算数、理科、社会で偏差値50台に戻せてきました。しかし、得点源の国語は40.2と過去最低の偏差値。ただ、間違っていた問題をみると転記ミスや解答の仕方、および漢字のミスで、文章題など問われている本質はあっていたりなど致命的なものではなかったので、さぴ猫個人的には本番で解ければいい派ということもあり、偏差値40.2でもこんなときもあるよね、弱点わかってよかったじゃんとそこまで深刻ではありませんでした。

理科と算数の理数系科目は正答率が低く同じ学校のα1のいじわるな男子も間違っていた問題を正答できていたりで娘も久しぶりにドヤっていて、このまま進めていけば本番まで走り抜けることができるかなとさぴ猫は簡単に考えていました。

一方、さぴ猫ママは解説をみながら問題をやりなおし、ずっと深刻な顔をしていました。

11月なのに難問は解けるのに基礎の問題が全くできていない問題

右下はやり残したタスク。多いです、、

算数と理科の理系科目担当のさぴ猫ママはずっと娘の日々の勉強をみてきました。難易度の高い問題は解けているのにあれだけやった理科の苦手単元の問題ができていない。しかも基本問題です。サピックスの5年のテキストをすぐに出して復習。するとテキストの問題はできるけれど切り口が違うとできない、

つまり、表面的に問題を暗記はしているけれど、その解き方の一歩踏み込んだ本質の理解ができていなかったのです、、


例のアレだ、昔の大学受験生が英単語本やり過ぎて順番やページの雰囲気とかで記憶してるため、切り口が変わると得点できないアレです(苦笑


全部が全部ではないのですが正答率がいつも不安定だなと思った理科と算数の単元がこんな状況でした。そのときさぴ猫ママから

さぴ猫ママ

このままいくと最悪、全落ちもあり得るかもしれない

さぴ猫

ぜ、全落ちっ!?

さぴ猫ママ

点数だけみると悪くないけど基礎の理解が弱い気がする

理由を聞くと、夏休みが終わりさぴ猫ママがずっと勉強を一緒にやっているからわかったことで、得意な単元は難易度が高い問題でも得点できるのですがムラがある。その都度、5年のテキストに戻り確認をするのですが、そこの理解と基礎知識の名称などの記憶の定着があいまいなまま6年の11月まできてしまっていると。

確かにさぴ猫ママがいう様に、ぱっと見そこそこ良い偏差値ということで見なかった振りをしたら一発で詰んでしまう恐れもあるとても根深い深刻な状態、、試験の前にそれが分かって本当によかった

このパターンは私達それぞれいわゆる難関国家資格と呼ばれる資格テストの受験をしていたときに、難易度の高い演習ばかり解いていると難しい模試の問題はとけるのですが、ふと簡単そうだけど角度が違う本質を問う問題などに対応できず、本番で足元をすくわれることって残念ながらよくあるんです。やはりどの試験であっても基礎って大事だな。基礎の土台がしっかりしてこその演習だなと。サピックスでいったら何よりも5年のテキストの理解⇒わからなかったら復習の繰り返し。これに尽きるのです。

さぴ猫ママ

もし、クライアントが期日が近い目標に対してこういう状況だったらどうアドバイスするの?

さぴ猫

①現状と目標に大幅な乖離があれば目標再設定。②それ以外は期間を設け改善のPDCAを全力で回しきってから再検討かな

さぴ猫ママ

それが自分の子どもだとダメだと分かってるけど一喜一憂したりどうしても感情が入ってしまうよ、、(悩

まだ間に合う!1ヶ月弱点基礎力完璧にする月間スタート!

その後、娘を交えて戦略会議。11/15から12/14までの1ヶ月間で弱点の単元を5年のテキストから徹底的にやりなおし⇒問題を解く⇒わからなかったら4~5年のテキストまで戻って確認のサイクルを回して弱点強化を計る。戦略として、そのままで突き進むか、早稲アカのNNを辞めてSSに出戻り集中するパターン、はたまた志望校自体を見直す大幅下方修正も視野にいれて取り組むことにしました。

とにかく試験本番まで80日を切っている状況でこんな全落ちは回避しなければということで尖った演習問題は捨ててとにかく基礎!基礎!基礎!の1ヶ月がはじまりました。

この英断が功を奏すのか、はたまた親のミスリーディングとなるのか?

得意だった理科がなぜこうなってしまったのか考察

ずっと得意科目だった理科。得意ジャンルがあるとNNの模試でも1位を取ったことがあるくらいなのに苦手単元だと11月になっても5年生、なんなら4年生で習う事も弱い。

どうしてこうなる?

答えとしては、復習を子ども自身に調べさせてテキストを読み返して復習させていたのですが、この子どもがやる復習はとんでもなくいい加減だったことに気が付きました。これがα1の雲の上のような頭いい子達だったら話は違うでしょうが、一般庶民のウチの娘だともう解答解説を眺めているだけ

これ今5年生のお子さんをもつ親御さんであれば、めちゃくちゃ大事なので苦手な単元を復習するときは詳しく内容とかわからなくても全然大丈夫、時間が許せば一緒に答え合わせしてあげてください。実際にさぴ猫家では夕飯の準備の間、以下のように間違えた問題の復習を自分でしてもらってたんです。

ママ)「間違った問題を復習しててねー」

娘)「わかったー」

・・・30分後・・・

ママ)「おわった?」

娘)「うん、おわったー(眺めるの)」

ママ)「全部できた?」

娘)「うん、全部できたー(全部みた)」←ある意味間違ってはない(笑

なので、小6の子どもが考える復習と大人が考える復習は全くの別物です(苦笑

これ国語の読解問題でも同じで、大学受験の高校生とかだとしっかり復習やるのですが、これ小学6年生だとまだまだ「早く終わらせてちゃお読みたい」とか「youtubeみたい」になって完全に早く終わらすタスクになっちゃうんですよね。

なので中学受験の国語の読解問題は、かなり精神的に大人な子以外は親が復習をみてあげる必要があると感じました。国語ができないとどうなるかっていうと、問題文の意図をしっかり読み切れない子ってすごく多いですよね。全然問題よんでないじゃん!みたいなやりとりをするそれです。ちなみにそれ3~4年生のときのウチの娘でした、、(苦笑。

算数も理科も国語力がきちんとついていないともったいない失点で全体的にすごく点数が低くなってしまいますよね。なんかガックリしますよね、こういうので点がとれてないのみると。なのでこれから中学受験をやると決めているご家庭は、できるだけ早い段階で全ての勉強の基礎となる国語力をしっかり鍛えると、中学受験の終盤に国語にかける貴重な時間を憲法や年号など他の暗記系科目や苦手科目の弱点強化に割くことができます。

国語の成績をあげたいと思う方はこちらの【中学受験で短期集中で国語を武器にする戦略】の記事をご参考まで。

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