国語の語彙力が上がったおすすめの中学受験国語辞典

これまで使ってきてよかったな、いつのまにか慣用句や語彙をたくさん覚えたなといった低学年用の漫画辞典から本格的な中学受験国語辞典までを紹介します。

中学受験国語辞典はこの2冊

中学受験国語辞典は以下の2冊を用途別に使い分けていました。

・例解新国語辞典/三省堂
　こちらは正しい言葉の意味などの用法などを調べる用
・ベネッセ表現読解国語辞典/ベネッセコーポレーション
　こちらは語彙や表現の理解を深める用

さぴ猫は辞書が好きで娘のさぴ子に中学受験国語辞典として三省堂から出しているシロクマの例解新国語辞典を購入しました。表紙はかわいいシロクマなのですが中身は表紙の違う例解新国語辞典と同じ内容とのことです。

次に2冊目として語彙や文章の表現を調べる目的でベネッセコーポレーションから出しているベネッセ表現読解国語辞典でこちらはサピックスの国語の担任と面談で辞典マニアな話で盛り上がったときにこんな面白い辞典があるんですよと教えてもらい買ってみたらとてもよかったという経緯があります。

どちらも得意な分野が違う中学受験国語辞典でこの2冊を少しづつ使っていくことで中学受験の国語の強化が得意武器になってきたのでシェアしたいと思います。もし、お子さんに合うかもと思ったらぜひ書店で手に取って見てみてください。

例解新国語辞典（三省堂）

例解新国語辞典（三省堂）は言葉の意味や使い方を調べる用として購入しました。中学生向けなので全体的に見やすく中学生でもわかりやすい例文がたくさん記載されていているのが特徴です。

例解新国語辞典には「囲み記事」という特集があってこれ面白いです。

これは「～ごとに」と「～おきに」の違いについてまとめてあるのですが、昔ダウンタウンの松ちゃんが「～ごとにと、～おきにの違いってわからんよねぇ？」といった話をしていたのを思い出したのですが、これ例解新国語辞典をもっている小学生は知識として普通に知っているのいいですよね。

「腹が立つ」と「腹を立てる」の自動詞と他動詞の違いとか

「最良」と「最善」は同じでないという程度について。こういうのも言葉の違いなどを知ったうえで本を読むとより素敵な本に出会えますよね。これは受験勉強でいう国語力をさらに延長線上にある学び。しかしこのような学びこそが教養として自身を豊にしてくれるものだなと思います。

ベネッセ表現読解国語辞典（ベネッセコーポレーション）

ベネッセ表現読解国語辞典はサピックスの先生と面談のときにさぴ猫ママに面談には必ず男親を連れて行くべし！というタワマン界隈のママ友の教えで連れて行かれたのですが、担当の先生が国語の先生で志望校の国語で国語の辞典の話で盛り上がり、『この辞典すごい良いですよ～』と教えてもらったのがこのベネッセ表現読解国語辞典です。

この辞書の特徴は表現について要所要所に表現チャートとして抽象的な言葉や似ている言葉を図解を用いて小学生でもわかりやすいようまとめていることです。

例えば、言葉による距離を測るものさしについて物理的なものと心理的なもので分けてまとめています

普遍的って大学受験で頻出で中学受験でもちょこちょこ出てくる単語ですよね。しかし、これって大人はある程度わかっていても実際に子どもにわかるように言語化って難しいですよね。それを深堀りした内容などがこの辞典には載っています

今の子ども達は我々親世代と違い食器の種類わからない子が少なくなかったりします、時代なのですね。

パラダイムなんかは一般的に使われていることだけでなく科学的な用法などの深堀りがされています。これも論説文や説明文でちょくちょくみかけますが初見だと子ども達がイメージすることって難しいですよね

中学受験国語辞典といっても実際に手に取って中をみてみるとこんなに特色の違いがあるので面白いですよね。特にベネッセ表現読解国語辞典はサピックスのコトノハにでてくる語彙がまとまっているイメージです。

さぴ猫がよく説明文・論説文対策でノートにまとめていた内容だったりするのでどちらか1冊選べといわれたらベネッセ表現読解国語辞典です。中学受験だけでなく大学受験にも通用する語彙力がつきます。

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小学生低学年で役に立った辞典

前述の中学受験国語辞典をいきなり子どもに与えても絶対見ないですよね。なので今思うとそのときそのときの子どものレベルに応じた本を与えるのが必要で、特に小学校低・中学年での漫画で覚える辞典はとても有効です。

とはいえ、ちゃんと構成や内容がしっかりしているものという条件はありますので以下のものは買ったなかで特に役に立ったなと感じた低中学年用の辞典です。

ドラえもんはじめての漢字辞典/小学館

はじめて辞典を買ったのがこのドラえもんはじめての漢字辞典/小学館でした。

中身はオールカラーでわかりやすいのですが、漫画で覚える系ではないので低学年のお子さん1人ですすめることは少しハードルがあるのかなと思いました。このドラえもんはじめての漢字辞典はママと一緒に楽しく勉強をするはじめのきっかけになる本なのかなと思いました。

マンガで覚える ちょっと難しい1000のことばレベル2(小4~6推奨) /アーバン出版局

小２のとき、あまりに娘が普通に会話ができなくてさぴ猫ママが徹底的に調べて購入した漫画で楽しく覚えることばの本です。著者の福田さんは慶応大文学部卒で国語の語彙の学習参考書をたくさん書いています。

会話もままならない娘の国語力をあげる長い旅はここから始まりました。暇さえあればこの本？漫画？を眺めていて、結果全ページ覚えてしまっていて本は大学受験の英単語本のように手垢で茶色くなってました。

慣用句大百科/成美堂出版 

マンガで覚える ちょっと難しい1000のことばを全部覚えてしまったので小4の夏にサピックスに転塾したあたりにさぴ猫ママが買ってきたのが慣用句大百科でした。

中を見るとこんな感じです。ぱっと見、パパさん達男性陣はひぇっ、、とたじろいでしまう感じのキラキラですがよく読んでみるといろいろなシチュエーションの会話に慣用句が盛り込まれていて、かなり構成に工夫がなされていました。

この慣用句大百科をリビングに置いておいたら飛びつき時間があるときはいつもみていました。

よくよく考えてみると我々ママパパたちの時代はの大学受験の英単語って昔は出る順とかをボロボロになるまで暗記してましたよね。若いママパパさん達は単語単体の暗記ではなく、文章で覚えるというのが主流になり始めた頃なのかなと思います。

この慣用句辞典はそのシチュエーションの中で慣用句が使われているので絵と合わせてとても暗記しやすい構成になっていて、その結果、サピックスにいっても慣用句や語彙のテストだけはいつもほぼ満点。漫画で覚える系ってちゃんとしている本だと効果スゴイなと思いました。

中学受験を検討されている親御さんがここに見に来てくださっているのかなと思います。塾選びって難しいですよね。『中学受験を失敗しないための塾選び』というブログ記事を書いてますのでご参考まで

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