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モルモットをかってみよう(後編)


<モルモットの大きさ>

モルモットは最大でも25センチ前後にしか成長しないため賃貸でも飼育しやすいペットです。小さいものは20センチ前後ですが、大体手のひら二個分ぐらいの大きさの個体が主流になります。同じく人気のチンチラよりも小型といわれています。とても成長が早いのでモルモットの赤ちゃんを迎え入れて1か月もしないうちに2倍!?の体重になる子もいますのであっという間に大きくなるイメージです。

<モルモットの寿命>

モルモットの寿命は飼育環境や持病の有無などにより変わってきますが、平均して5〜7年前後です。ギネス記録などを見ると14年前後と大変長寿なモルモットも中にはおります。寿命についてはそれぞれの個体が持っている生命力次第になってしまうのですが10年前後生きることも多いので愛情をもって大切に育てていきたいですね。

<モルモットの価格>

モルモットの特徴について紹介してきましたが、実際に購入したいと考えたときにモルモットはどのくらいの価格で購入することが可能なのでしょうか?購入先により価格に開きがあるためそれぞれの主な購入価格を紹介します。お家にモルモットをお迎えするときの参考にして下さい。

◆ペットショップ

代表的なモルモットの購入先として挙げられるのはペットショップになります。小動物コーナーのあるペットショップまでは5000円〜20,000円前後で購入することが可能です。ペットショップの店頭で販売されているモルモットは頭数が多くないため種類を選びたい方は大手ペットショップのホームページで各店舗にいるモルモットが選べますので気に入った子がいたらすぐに電話で予約するとよいと思います。一方、ブリーダーとは異なり、親なども見ることができないため遺伝的な疾患を抱えている場合もあります。なので、飼育環境の整っていてきちんとした説明ができる信頼のあるペットショップを見つけるというのは長く一緒に過ごす家族を迎え入れるために必要なことだと考えます。あとペットショップで購入する場合は飼育グッズやペレットなどの餌を同時に購入することができるのでモルモットを初めて飼いたいと思っているが何を揃えてよいかわからないといった方にはよい選択肢の1つになるでしょう。

◆モルモット専門店

絶対に毛先がもじゃもじゃしているテディモルモットが買いたい!など種類や毛色にこだわりがある場合には、モルモット専門店での購入がおすすめです。専門店では専門店ならではの珍しい品種や毛色の子と出会えることが可能です。また、飼育環境のアドバイスや相談にも明確な回答をもらえますので初めての方にとっては大変心強いと思います。価格はその品種などにより変わりますが、希少性が高い場合にはペットショップで購入するよりも高額になることが多く、7000円〜数万円前後です。こだわりがある場合にはモルモット専門店での購入がおすすめです。モルモット専門店は東京でも件数が多くないので事前に調べたうえで計画的にモルモットをお迎えする流れになります。

◆ブリーダー

モルモットの性格、健康状態やその親の情報(遺伝の病気の有無等)を確認して迎え入れたい方はブリーダーさんから購入するのがおすすめです。ブリーダーさんから購入するメリットは健康状態およびその子がどのような個体に成長するかある程度把握できる点になります。ブリーダーさmmから購入する場合の価格は種類や希少価値により変わりますが、4000円から4万円前後の範囲となりますが、個人的なイメージとしては”お高い”でした。こちらもどのペットショップ同様に実績のあるブリーダーさんで信頼できる方から購入することが良いかと思います。

◆ご飯について

モルモットは草食性の動物ですので、モルモット用のペレットとチモシー(牧草)を主食に野菜や果物を栄養バランス良く与えるようにします。野菜や果物は毎日与えて良いものとして、小松菜や大根の葉などがあります。果物は糖分が多く、与えすぎると消化不良や病気の原因にもなるためおやつとして3日に1回程度を目安に与えるようにします。実際に飼ってみるとチモシーに飽きてペレットばかり食べたり、そのまた逆でペレットに見向きもしなくなってチモシーばかり食べたりなど個体によって好みは様々です。

また、モルモットは犬や猫とは異なり体内でビタミンCを生成することができないため、果物や野菜などをバランスよく食べさせビタミンCを摂取させる必要があります。野菜のなかでもキャベツ、小松菜、ピーマンはビタミンCが多く含まれている野菜なのでこのような野菜を積極的に食べさせるとよいでしょう。また、野菜や果物がない場合はペットショップなどではビタミン剤が販売されているので、チモシーなどに混ぜて与えると効率よく与えることができます。


エサは1日2回与えるようにしますが一日中何かを食べてる感じなので気になったらチモシー(牧草)を補充しておくとよいでしょう。次はトイレについてですがモルモットは常に何かを食べているので非常に多くの糞をします。糞は2~3cmで臭いはありません。モルモットの糞の方は少し変わっていてオスはバナナ型、メスは俵型の糞をします。またモルモットはしつけでトイレを覚えることは難しく、ケージ内でいたることろで糞をすることが多いです。ウチはしつけをあきらめてしまいました。ただ、臭いもなく形もバナナ型なのでそこまで嫌な気分にはなりません。とにかく糞の量が多いのでケージの掃除は毎日行った方がよいでしょう。ケージ内を清潔に保ってあげることでモルモットが快適に生活ができます。

お手入れについてモルモットはコミュニケーションとしてブラッシングしてあげると喜びます。ブラッシングをすることでモルモットの皮膚炎をみつけることもできますので気になったらブラッシングしてあげるとよいでしょう。なお、ブラシはペット用の柔らかいブラシで優しくブラッシングしてあげることでグッグッと気持ちよさそうな声を出します。また、モルモットは好き嫌いの意思表示がはっきりしているので嫌がるようならば無理にブラッシングをせずにいい子いい子してあげるといいでしょう。ブランディングのときにお腹やお尻まわりがおしっこで汚れて固まったいる場合にはウェットティッシュなどで優しく拭いてあげるとよいでしょう。

<モルモットの飼育に最低限必要なグッズ>

  • ケージ(すぐに大きくなるので大きめのものを買うとよいでしょう)
  • すのこ、床材(小さいときは足を骨折しやすいとのことなので安全なものをお店の方に聞くとよいでしょう)
  • 隠れることができるモルモットのお家やトンネル(重要)
  • 給水器、食器
  • エサ(チモシー、ペレット)※チモシーは整腸作用もあり主食となりますので多めに入れておくとよいでしょう
  • ペット用ヒーター(冬場)

<モルモットの飼育の注意点>

モルモットは初めてでも飼育しやすいペットといわれております。気をつけたいのはモルモットは気温の変化に大変弱いです。フェレットの様に一日中クーラーをつけっぱなしにする必要はありませんが、夏場は高温多湿を避け冬場は小動物用のヒーターなどで温度管理をするとよいでしょう。あと、モルモットは目が悪く大変臆病な動物なので大きな音などを出すとすぐにお家に隠れてしまいます。餌をやった後にすこし立とうとしたときもすぐお家に隠れてしまいます。なので、怒ったりすると怖がって懐かなくなってしまうので優しく育ててあげるのがポイントになります。

<モルモットのかかりやすい病気>

モルモットは歯が伸び続けるため固い木やおもちゃなどを与える歯の健康を保つ必要があります。モルモットは歯が曲がったり折れてしまう歯の病気になりやすいため野菜などをあげているときに歯のチェックをしてあげるとよいと思います。

<モルモットの飼育のまとめ>

モルモットの性格は穏やかで大変臆病です。お腹がすくと鳴いたり、歩く度にグッグッと話しながらお散歩する姿が大変愛らしい動物です。大きさもメス猫よりも小さいのでマンションなどで飼える良いサイズ感で大変飼育しやすいペットといえます。長く一緒に過ごせるペットなので大切に育ててモルモットライフをお過ごしください。

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